被災地で問題に…エコノミークラス症候群

Written by futuremedicalworker.com

日常に潜む危険な病気

地震が起きて避難生活が始まるとよくエコノミー症候群についての心配がされるようになります。
エコノミー症候群というのは、医学的には「深部静脈血栓症」「肺塞栓症」と言います。

長い時間同じ姿勢でいることで足の静脈の血行が悪くなって血栓ができることがあります。
この血栓ができた状態で立ち上がると、血栓が静脈の中を流れていき肺に遠くと酸素の運搬がうまくいかなくなってしまい呼吸困難に陥ったり、全身の血液循環に支障をきたしてしまうようになるのです。
最悪の場合には命を落とすこともあり、とても危険な病気なのです。

エコノミー症候群という名前から、飛行機に乗っている時に起こるものだと思われがちですが、決してそうではありません。
6時間以上同じ体勢で座っていると発症する可能性があるために、デスクワークや乗り物の移動でも起こる可能性があります。

また、災害の時には車の中で寝泊りをするという人もいます。
車の中で生活をしなくても、避難所の中では自分のスペースが狭く同じ姿勢を長時間し続けることも出てきます。
そうするとエコノミー症候群を発症することがあるのです。

エコノミー症候群の予防策

エコノミー症候群を予防するには、こまめな水分補給、トイレに積極的に行く、定期的にからだを動かすことがあります。
からだから水分が不足すると血液がドロドロとしてしまい、血栓ができやすい状態になります。
そこで、こまめに水分補給をして血栓ができにくいようにします。

また、トイレに行けば自ずと水分補給が必要となりますし、体を動かすことになり十分な運動ができます。
運動をすることで足の血液が滞ることが防げますし、血栓ができにくい状態になります。

災害時には、身動きがうまく取れないこともありますし、水分も十分に補給できないこともあります。
無理なくできる範囲で体を動かすことが重要ですし、置かれている状況に合わせて適切な行動をとることが重要です。