薬剤師の年収

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誰もがきになる年収のこと

どれだけ憧れていた仕事であっても、年収や毎月の給与のことは気になってしまうものです。
お金がなければ生活できないですし、欲しいものも買うことができません。
好きな仕事であってもお給料が生活するのに不足するような金額であれば続けることは難しくなってしまいます。

これは、薬剤師にも当てはまります。
薬剤師を目指す人は、初めから薬剤師になりたくて薬科大学を選んでいるのであまりお給料のことを考えずに将来の選択をしている人もいることがあります。
しかし、薬剤師と一括りに言っても働く場所や仕事の内容によってお給料や年収というのは異なりますし、初任給の段階からその差があります。

薬剤師は女性が多い職場です。
女性の場合は、就職して結婚するまでは正社員として働いて、結婚や出産後はパートとして薬剤師に復帰する人も多いです。
そうすると、初任給の高いところに就職する方が正社員として働いている間の給与が増えますから、初任給については事前に確認しておく方が良いことがあります。

また、薬剤師は大学に6年間通って国家試験を受験しなければならず就職するまでにお金がかかる仕事です。
中には奨学金で通ったという人もいますし、就職するまでにお金がかかっているからこそ就職したら他の人よりも少しでも多くお金を稼ぎたいと思うのは当然のことです。
将来設計のため、奨学金の返済のためにも平均年収のことはきになるものです。

職場別の薬剤師の年収

薬剤師のお給料や年収は勤務先によって異なりますが、一般的にはドラッグストア、調剤薬局、病院、という順番になっています。
薬剤師の初任給の相場は月20万円から25万円、年収で300万円から350円です。
それに対して、ドラッグストアは月25万円から35万円ですから、相場よりもかなり高額になります。

初任給が低いにもかかわらず病院が人気なのは、初任給は低いのですが、毎年の給与の増額率が他よりも高い点です。
特に、公務員に準ずる病院の薬剤師になればその増額率は顕著です。
初任給が高くても、仕事がハードであるドラッグストアに対して、仕事も安定しており在籍するほど給与が上がる病院勤務というのは人気が高く採用試験もとても難しいのです。

ドラッグストアは初任給は高いですが、仕事はハードです。
第一類医薬品の販売時間を長くするためにハードなシフトが組まれることもありますし、自分一人で店舗の運営をしなければならないこともあります。
レジ打ちや清掃といったことも自分で行わなければならなかったり、薬の在庫管理や発注といった運営業務も担うことが多いので頭も体も使い、他の仕事よりもハードであると言えます。

年収のことは誰もが気になることですが、仕事には向き不向きがあるのも事実です。
給与と自分の適性とのバランスの良い職場を見つけることが最も望ましい就職先選びと言えます。