緊張型頭痛の治し方

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痛みを緩和させたい

「頭痛持ち」という言葉があるくらい頭痛で悩んでいる人はたくさんいます。
実際に、15歳以上である男女の3人に1人は頭痛で悩んでいると言われています。

頭痛とひとくくりに言っても、その種類は様々です。
偏頭痛や緊張型頭痛といった有名なものもありますが、細かく分類するとその数は350種類もあるとされています。
自分では偏頭痛だと思っていて偏頭痛の薬を飲んだり対策をいていても効果が感じられないという人は、他の頭痛であることもあるのです。

緊張型頭痛とは

緊張型頭痛というのは。後頭部にぎゅっと締め付けられるような痛みを起こすものです。
原因としては、長時間のデスクワーク、車の運転といった不自然な体勢が続くことで身体的ストレスがかかることや、仕事やプライベートなことでの心配事による精神的ストレスが挙げられます。
頭痛以外にも肩や首のコリ、めまい、体のだるさといった症状を伴うことがあります。

緊張型頭痛には、時々頭痛がする反復性緊張型頭痛と毎日それも3か月以上続くという慢性緊張型頭痛とがあります。
2つのタイプのそれぞれで治療法や対処法が変わるので自分がどちらのタイプか把握する必要があります。

頭痛が続く場合には、薬での治療をすることも多く、その際にアスピリン、イブプロフェン、アセトアミノフェンといった市販の風邪薬や頭痛薬にも配合されている薬を処方されることが多いです。
そのため、クリニックに通わず自分でこれらの成分が配合されている薬を服用する人がいます。
ただし、緊張型頭痛の中でも反復性が高い場合や、慢性緊張型頭痛の場合にはさほど効果が出ないですし、長期的な服用は胃腸への負担や別の頭痛を引き起こすことがあるので自己判断での服用は避けた方が良いと言えます。

クリニックに行って適切な処置を受けることが理想的ですが、行くことが難しい場合には自分で出来る対策を行うだけでも違ってきます。
頭や首、肩の筋肉をほぐすだけでも効果がありますから、ストレッチをしたり入浴やホットタオルで温めて筋肉を緩めるだけでも効果的です。
また、仕事中にもストレッチをしたり、背伸びをしたり、同じ姿勢を続けないように気をつけることも有効です。

頭痛に悩む人が多いために、頭痛に効果的なツボがインターネットでもよく紹介されており、ツボを押すだけでも症状が緩和することがあります。
ただし、最近は緊張型頭痛と偏頭痛を併発している人がいて、偏頭痛は体を温めると痛みが増幅するのでツボ押しは逆効果です。
そのような人は体を温めず偏頭痛の対処をする方が痛みが緩和できます。